全国で約60万人のレクリエーション・インストラクターが活躍しています。
ここでは業界、年齢関わらず多くの方の生の声を紹介します。
中塩屋 成実
大学の授業にレクリエーションがあり、保育現場で活かせるのではないかと思ったことがきっかけです。
・保育園での誕生日会
子どもたちの注目・関心を集めたい時や、前に立ちお手本を見せる時など
子どもたちが楽しめるように、ホスピタリティやコミュニケーションに重点を置きつつ、自分自身が笑顔で楽しい雰囲気を作り出せるように心がけています。
授業などで学生の前に立って、レク活動を実際にリーダーとして体験にすることが出来、レクを受ける側やレクをする側を経験することが出来ていたので、働き始める前に、子どもからの見え方などを理解出来ていたのはとても良い経験だったと思います。
つい先日、誕生日会の司会を担当した時、始まる前は緊張で手が震えたり、始まってからも声が震えたりしていました。しかし、学校で先生から学んだ事を思い出し、笑顔で子どもたちに聞き取りやすい声を意識してレク活動や進行を行いました。はじめは乗り切れない様子の子どもも見受けられましたが、子どもたち一人ひとりの顔を見ながら進めると、子どもたちの表情もわかり、楽しい誕生日会を行う事が出来ました。
運動会で一つのプログラムの進行を任されているため、直近ではその進行を頑張りたい。園での行事で前に立ち子どもたちに説明やお手本を見せることも増えているので、一つ一つに真剣に取り組み、反省と改善を繰り返してゆきたい。
実習などで、園によっては前に立ってレク活動を支援したり、レク活動の発表をする機会が少ないまま終わることになってしまうかもしれません。その様な時に、少しでも場慣れや引き出しなどがあった方が自信に繋がります。それらに適しているものはレクリエーションだと思いますので、是非取得の機会があるのであれば頑張ってください。
髙橋 和典
公民館に配属となり参加した公民館主事研修会の初日、午後3時間レクリエーションの実技研修で衝撃を受け、以後毎年勤務する公民館でレクリエーションの講座を開催していたところ、指導者講習会を受講しては?と聞き資格を取得しました。
・ウオークラリー大会の企画運営
・山形市レクリエーション大会での遊びの広場企画運営
様々な方が参加していただけるよう配慮しております。
レクリエーション活動に携わって視野が広がったように感じています。様々な方々と交流できたことが一番良かったことでしょうか。
障がい者の方へのレク支援を行ったとき、最初苦虫を噛み潰したような表情の参加者が、全員笑顔で笑って終わったことです。
現役の時はなかなか時間が取れずに携わってこなかった、高齢者施設でのレクリエーションに継続的に取り組んでみたいと考えております。
資格を取得して一番変わることは、自分自身の心持です。ゲームやダンス、ソングの指導自体は資格がなくとも可能です。でも、ゲームの本質や何のためにそのゲームを選択するのか。そのゲームをとおして次何をしていくのか。といったことは資格のあるなしで全然違います。座学での理論や実技研修で多くの時間をかけることとなりますが、その結果大きく変わった指導者が誕生します。参加された方々が皆さん笑顔で帰られる指導をできる指導者を目指して頑張ってください。私たち有資格者全員でバックアップしていきます。
勝又 真吾
教員として「学級づくり」「授業づくり」などのためにレクリエーションを学級活動の授業等で取り入れていました。その技術の専門性を高めたり,嘱託社会教育主事としての活動の幅を広げたりするために受講しました。
・ジュニアリーダーなどの研修会における講師
・教職員などを対象としたニュースポーツの現職研修
学級や学年で実施するイベントなどで学んだことを活用
まずは「楽しい」と思っていただけるような雰囲気づくりを心掛けています。そして,その楽しさの中にある「意外性」も大事にしています。飽きずに活動に参加できるように,この二つの調和を見極めながら活動を作っています。
対象や場所が違っていても,理論として学んだこと(CSSプロセス,フロー効果,ハードルの設定等)を生かすことで応用できるということ。遊びやレクリエーションのメニューを持っていることも大事ですが,やはり核となる部分の理論が大事であると感じています。
小学校の現場で同僚と一緒に受けたニュースポーツ体験会が印象的でした。新型コロナウイルス感染症の流行により,一緒に働いている先生方とも交流を深められずに困っていました。ラダーゲッターを教わり,グループごとに対戦している時に自然と手を取り合い喜んだり,仲間を応援したりという姿が見られました。レクリエーションの持つ力を改めて感じた瞬間でした。
スポーツ・レクリエーション指導者の「通信学習」が修了しました。資格の取得に向けて今後は実践研修を受けようと考えています。学校現場などにおける「ニュースポーツの普及」を目指しております。
一緒に受講した仲間たちに支えていただきました。楽しくゲームをしたり,企画を考えたりすることで成長できた部分も大きかったと思います。職場や地域などこの資格を生かす場面はたくさんあると思います。レクリエーションを広めていく仲間としてぜひ本研修を受講していただきたいと思います。
岩本 舜汰
私の通っていた大学は、「日本レクリエーション協会公認指導者養成課程認定校」(略称:課程認定校)のため、必要単位を取得することによって卒業と同時に、「レクリエーション・インストラクター」の資格を取得することできました。
大学では、「レクリエーション演習」や「ゼミナール」などの講義で学んだ専門知識・技能を発揮し、子どもの年齢・体力・運動能力を考慮した「プログラム」を作成し、地域のレクリエーション協会が主催する子ども向けの事業で「実践指導」し、「指導の評価」を受けるという一連の授業形態がありました。初めて、自身が考案したプログラムを実践した際、参加してくれた子どもたちから「とっても楽しかった」「またやりたい」「またね」などと笑顔で言ってもらえたことが嬉しく、将来は教員を目指していた私ですが、レクリエーションを仕事にしたいと考え始め、そのためにも、まずはレクリエーションの基礎資格を取得しようしたことがきっかけです。
・大垣市青年の家での事業の企画・運営業務
特定非営利活動法人大垣市レクリエーション協会が
岐阜県大垣市より指定管理を委託
主に、キャンプ、クッキング教室、ジュニアリーダーの育成
子どもの居場所作り、学習支援など
・レクリエーション指導者の派遣業務
岐阜県内の学校や地域クラブ、老人クラブや高齢者施設、企業研修など
主に、運動あそびやレクリエーション、ニュースポーツの講師派遣
・体と心と頭の健康づくりにつながる「ミナレク運動」の推進
~ミナレク運動とは~
明るく健康で笑顔あふれる「清流の国ぎふ」の実現を目指し、子どもから高齢者、障がいのある方もない方も、県民皆が1つはレクリエーションを実践することで「体」「心」「頭」の健康を増進させ、健康長寿につなげる運動で、(一社)岐阜県レクリエーション協会を中心に各市町村のレクリエーション協会が普及に努めています。
子どもを対象とした事業を企画する機会が多いため、流行や季節を考慮した内容にするようこころがけています。「今話題の〇〇」「小学生に人気のゲーム〇〇〇〇」などそういった情報には常にアンテナを張って事業に取り入れ、レクリエーション時の子どもとの会話で話題として使うようにしています。季節が夏であれば、七夕や水遊び、花火など、夏ならではの内容を盛り込むかたちです。1人でも多くの子に参加してもらい、楽しんでもらえるような事業企画をこころがけています。
事業を運営していく中では、「ジョイニング」(相手の波長に合わせる、相手の世界に仲間入りするなど)を大切にしています。対象者の目線や話し方に自分も合わせ、対象者のしぐさと自分のしぐさを合わせ、共通点を作ることで関係をうまく作り上げ、意思疎通を図りやすくすることができる手法です。私の仕事でよくあるのは、事業などで初めて参加する子どもたちが緊張のあまり周りの子と話せず、孤立してしまうという場面です。そこで、子どもたちの目線に自分も合わせ、緊張している気持ちを汲み取りつつちょっとした会話を試みて話題を提供してみます。子どもからの小さな反応を逃さずに話を膨らませ、少しずつ緊張をほどいていき、慣れた頃に一緒に活動の輪の中に入れるようにするため常に心掛けています。
レクリエーション資格を取得する場合、必ずコミュニケーションについての学びに触れます。どのような仕事でも、コミュニケーション能力が高いことは長所(メリット)になりますし、私自身もレクリエーションを学び始めたことで、在学中のクラブ活動や就職活動、現在の仕事でも、とても役立っていると感じています。
そのほか、公認指導者向けのレクリエーション専門誌「Recrew(レクルー)」とwebサイト「レクぽ」などから日々新しいレクを学ぶこともできます。あそびやクラフト、ときには料理のレシピまで掲載されるなど、さまざまなレクに関する情報の提供があり助かっています。
私自身、資格というものは、「過去に努力して取り組んだことの証」だと思っています。自分は、レクリエーションについて認められるほど多くの時間、勉強や経験を積み重ねたことを周囲に証明できる証であり、それは自信へと繋がり、就職後すぐにレクリエーション指導者として、自信をもって指導に携わることができました。レクリエーションの講師派遣のご依頼をいただく際も、「レクリエーションの公認指導者資格を保有しています」「〇〇の指導なら任せてください」と自信を持って指導にあたることができ、先方の方々からの信頼を得ることにも繋がっていると感じています。
「小学生の時にキャンプに参加していました!」「なにか事業のお手伝いさせてください!」などと自ら進んで声をかけてくれる子や、「大学を卒業しました!」と袴姿を見せに来てくれる子など、事業が終わった後でも施設に顔を出したり連絡をくれたりする子がいました。まだまだ子どもだなと思っていたけれど、いつの間にか思いやりあふれる行動や、やさしい言葉、大人になった姿に、ハッとさせられることが多々あります。レクリエーションを通じて子どもの成長を感じられる仕事に就けていることや、大人になった彼らと供に、今ではキャンプなどレクリエーション活動を続けることが出来ているのが嬉しい限りです。レクリエーション活動を通じてたくさんの方と出会い、人と人、心と心の繋がりを持つことができていることを成長した子どもたちの姿から感じています。
子どもや学生たちにレクリエーションの魅力や楽しさを伝え、レクリエーションに携わってくれる「若い人材」の育成に力を尽くしていきたいです。そして、ゆくゆくは、当協会の組織の中に「若い人材」が集う「青年部」を立ち上げ、一緒にレクリエーション活動を行い、当施設を拠点に大垣市にとどまらず、岐阜県、さらには全国、いつかは世界に向けてレクリエーション活動の普及に尽力していきたいです。
スポーツ指導者、保育士、幼稚園教諭、小・中学校教諭、介護等でレクリエーションを担当する方には特にお勧めできる資格であると思います。子どもや高齢者など、対象者にあわせて「遊び」や「スポーツ」などの活動をアレンジし、リードする方法が学べ、仕事に活かすことができると思います。
インターネットを通じて独学で知識を身に着けることもできる世の中ですが、公認の課程や講習会を通じて、実践を交えながら専門性のある知識を身に着け、資格を取得することに意義があると思っています。社会人となって新たに資格を取得したい場合は多くの時間を割かなくてはいけませんし、仕事に慣れるまでなかなか資格取得に力を注ぐことは難しいと思うので、課程認定校に通っている方、これから通おうとしている方はぜひ在学中に必要単位を取得し、資格を取得してほしいです。
堀田 秀和
当時教員を目指しており、仕事で生かすことができそうだと考えて取得しました。また、同じ目的を持った人と関りを増やしたいと思って取得しました。
・小学校
・小学校のPTA活動
・親子レクリエーション
など
無理に参加させようとしないことです。参加者の様子を見ながら、自発的に参加できるプログラムを組むことを心がけています。
小学校で、隙間時間や人が集まる場面でレクリエーションを行うことができることです。また、レクリエーションの考え方が学級経営や授業の進め方にも生かすことができている点です。
通級指導教室からご依頼をいただいてレクリエーションを行ったことです。様々な状況の児童がいる中で、どのようにレクリエーションを提供するか考えることができました。参加者や先生方、保護者の方に喜んでいただき、リピートでご依頼をいただけるようになりました。当時指名での依頼はいただいたことが無かったのでとても嬉しかったのを覚えています。
今は上級インストラクター取得を目指しています。今までの経験を生かして、レクリエーションの楽しさを伝える活動をしたいと思っています。
レクリエーション・インストラクターの考え方は様々な場面で生かすことができます。レクリエーションの提供方法だけでなく、人との関わり方や話し方など、普段から活用できる点に魅力を感じています。たくさんの方が興味を持ってくれると嬉しいです。
酒井 律子
イベントや慰問などで子供達や高齢者などと携わることがあり、空き時間などをレクリエーションなどで有効活用出来ないかと思い受講しました。
・県レクや市レク活動の他
・高齢者施設
・老人会
・地区のイベント
・子ども食堂
など
ヒヤリハット、そして素材などをやる中で参加者が楽しんでいるか、ちゃんとついてきているかなど、その場その場に応じた素材の内容であるかを臨機応変に対応することです。その為にプログラムは何点か準備しておくということを心がけています。
資格取得後レクリエーションの活動をしていると、いろいろなご縁が繋がり活動の場が広がったことです。
5月に福島市のウオークラリーで、資格取得間もない私が、セッターに任命されました。初めは不安と恐怖と焦りしかなかったが、先輩方にいろいろアドバイスを受け出来損ないの私を見放すこともなく最後まで温かく支えてくれました。お陰で何事もなくウオークラリーを終えることができました。私は先輩方の手厚く指導して下さった優しさが心に響きとても嬉しかったです。ひとつ成長出来たと実感しました。
ホスピタルクラウンの様に、病気や精神的につらい思いをしている子供達にレクリエーションを通して笑顔にしてあげたいです。
兎に角取得考えているなら一歩踏み出した方がいい!!
講座もとても楽しいし、取得後も沢山の出逢いと沢山の笑顔が待っています。
先にも述べたように解らないことがあれば、先輩が助け舟を出してくれるので悩まず受講をして欲しいです。一緒に楽しく笑顔になれるレクリエーション活動をしましょう!
福島 遥
大学生の時に障害福祉の道を目指して障害児通所施設でアルバイトする中で、将来、自分にしかできない支援や関わりがしたいと思っている頃にレクリエーション・インストラクターの養成講座を知り受講しました。
・障害児通所施設
・障害児者を対象とした休日の余暇活動教室
・福祉事業所職員研修
・静岡県レクリエーション協会の講習会・事業
まずは、笑顔で自分が楽しみ、対象者にも普段の生活では味わえない楽しさや面白さ、わくわく感を感じてもらえる時間にすることを心がけています。
自分自身の引き出しが増え、色々な活動の立案ができるようになりました。また、同じように活動している先輩方と出会うことができ活動の輪が広がり自分自身の人生も豊かになっていると感じています。
障害者を対象とした講座でスポーツレクリエーションを中心に講座内容を考えて出かけたときに、ある受講生が「今日もつまんなそうな内容だなあ~」と一言。依頼者に聞くといつも不満が多いとのことですが、帰り際に私の所へ来て「先生、今日は、今までで一番楽しかったです。またやってください」と言ってもらえ彼の心が動いたことが嬉しかったです。
今は、もともと障害福祉の分野に身を置いていたこともあり障害児者を対象の活動が多いが地域活動や障害や年齢・性別に関係なく誰もが参加できる余暇活動の場づくりができたらいいなと考えています。
祉の現場に限らず、資格を取得し、その後も各種研修にも参加することで自分自身の引き出しが増え新たな発想も見出すことができ色々な現場で活躍できると思います。ぜひ、資格を取得して、まずは自分の周りの人たちから笑顔にできるように一緒に活動していきましょう!
伊藤 準康
当時、働いていた高齢者福祉事業所の上司から誘われたからです。
・県協会の活動
・高齢者福祉
参加者全員が楽しいと感じてもらうことや、目的にあったレクリエーション活動を実施することを心がけています。
指導(遊びの楽しみ方)が、論理的に出来るようになり、きちんと参加者に伝わるようになりました。何か、トラブルやピンチの時でも、対応する引き出しが増えたり、不安が減ったことがよかったです。
認知症の方が暮らしやすい町の啓発イベントをした時に、認知症の方も、地域の人も、イベントスタッフも、介護事業所の職員も1つになったような瞬間があったことです。
誰もが居心地良く過ごせる場所をレクリエーション活動を通じて作りたいです。(高齢者のつどいの場のバージョンアップ)
私は、レクリエーション活動を実施するコツが学べるだけでなく、人への接し方や、考え方の視野が広がったと感じています。
是非、楽しみながら資格取得を目指して下さい。